家 こんなこと

 彩-SAI- 

2009.04.27[月] 月夜のお話

わたくしには孫がおります。
夫の子供たちがもたらしてくれたかわいい孫たちです。

思えば、
子育て経験の無いわたくしに、
無謀にも長女は、生後2ヶ月の幼子を任せ、
仕事に出かけたのでした。

会社のデスクの横にベビーベッドを置いて、
当時の事務員さんといっしょに、子育てを楽しみました。
よくねんねする赤ん坊だったので、はいはいを始めたりして、
どうにも収まりがつかなくなるまでは、
職場のアイドルとして、内外からかわいがっていただきました。

責任上わたくしは、授乳、おむつ交換、離乳食、なにやかやと世話をやかせてもらいました。

片手で抱っこして、片手に電話。

生まれたての赤ん坊の
かわいい重量感に喜びと責任を感じながら、楽しい子育て体験の毎日でした。
 
猫や犬でもそうなのですから、人間様の赤ん坊も、
そうやってせっせと口に物を運んでくれるものには、よくなついてくれました。

長女は、しめしめとばかりに、よく孫だけを単独で我が家にお泊りさせたものです。

 今日のお話は、そんなある夜の出来事です。

長女の最初の子は男の子。
彼が、1歳になるかならないかの頃だったと思います。

歌の文句ではないけれど、孫というのは無条件にかわいいらしく、
正真正銘のじいじである夫は、孫の横で添い寝をしたくてたまりません。
しかし、日ごろ世話をやいていないじいじには、なかなか急にはなつかない。
どうしても、私にくっついて眠ります。
 
彼が泊まる晩は、お風呂もわたし。ご飯も私。寝るのも私。
となると、夕飯の片付けは寝かしつけてからとなります。
なので、急いで寝かそうとするのですが、そういうときほどなかなか眠らない。
さあ眠ったかなと思って、ちょっと起き上がると、パチッと目を開ける。
こんなことを繰り返しているうちに、もぞもぞっと布団から這い出して、枕元で固まっております。

あれっと思って見上げましたら、
反対側で眠っているのかと思っていた夫が、枕元のブラインドを上げて、お外を見せておりました。

きれいなお月様でした。

やっとはいはいできるようになった赤ん坊が、
窓から外のお月様を見上げている様子は、
とても幻想的で愛らしく、なんだかディズニー映画のワンシーンを見ているような、
そんな感じがいたしました。

畳ベッドの枕元には、わたくしの愛読書がしまえるように、
昔の学校の机のように天板が、かぱっと持ち上がる書庫を作ってあります。
その上に座ってじいっとお月様を見入る孫に、仕掛けたじいじはご満悦。

口にこそ出しはいたしませんでしたが、
その目は

「ほれ見てみい、ベッドから夜空が見える、最高やろ!」と言っておりました。




Comment

2009.04.28 Tue 23:04  

可愛らしい様子が目に浮かびました。枕元からお月様が見えるなんて!いいですね。我が家にも取り入れたいわ~。
ちょっとした楽しみを生活の中で感じれるお家ですね。
  • #-
  • モリノ 
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2009.04.30 Thu 19:51  

モリノ様
写真も無い、せめてイラストでもと思ったのですがそれも無い、まったく文字のみの一話に、優しいイメージを膨らませてくださり、嬉しい限りです。
生活の喜び楽しみというものは、ふとした瞬間やちょっとした事柄に、感じるものだと思います。そして、もしかするとおっしゃるように、そういう感覚が芽生えやすい家なのかもしれません。
ありがとうございます。
  • #-
  • idsai 
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